ＡＣＣＳ40年のあゆみ

ACCS創立40周記念誌「40年のあゆみ」によせて

一般財団法人研究学園都市コミュニティケーブルサービス（ACCS）は、2021年（令和3年）8月1日に創立40周年を迎えました。
ACCSは、1981年（昭和56年）8月1日に筑波研究学園都市の建設に伴うテレビジョン放送の受信障害対策をCATVで担う目的で設立されました。以来、つくば市の皆様からのご理解、ご支援を頂きながら事業を進め、現在では、テレビの再放送事業としては、市内全世帯の６割強の皆様にご利用いただいています。
その間、時代の変遷とともにACCSは、常に新しいサービスの提供を行ってきました。初期には、自主放送の開始、多チャンネル放送の提供や双方向通信の実証実験等を行い、その後の日本の都市型ケーブルテレビのモデルともなりました。さらには、インターネットサービスやKDDIケーブルプラス電話の提供、NTT東日本との光コラボレーションの開始など幅広いサービスの提供を行ってきています。
また、自主放送においては、つくば市や茨城県の情報番組、まつりつくばの生中継等を行う等地域密着の番組作りを心掛け、つくば市の皆様に親しまれる番組編成を行っています。
ACCSの業績は、概ね順調な推移を遂げていますが、現在、放送サービスや通信サービスは激しい変化の時代を迎えています。例えば、動画配信サービスの興隆、テレビ・パソコン・スマートフォン等の連携により場所・時間にとらわれず利用できる情報端末の進化等次から次へと新しいサービスが出現しています。ACCSといたしましては、既に、FTTH網による光１Gサービスの提供やBSによる４K放送を契機に４K放送サービスの実施等を行ってきていますが、今後とも、お客様のニーズに対応しつつ、必要な新しいサービスの提供を行ってまいります。
自主放送についても、災害情報を含めたより一層地域に密着した情報の提供に努めてまいります。
ACCSといたしましては、次の50周年に向けサービスの一層の向上を目指してまいりますので、今後とも関係各位の皆様の引き続きのご支援をよろしくお願いいたします。

令和３年８月１日

一般財団法人研究学園都市コミュニティケーブルサービス
理事長髙田順一